学者先生の書評 すごくつまらん
今日は朝から雨だ。
外は小雨降る中、土曜日に買った日経新聞を朝ごはん食べながら読んでいた。
書評欄があって、数冊の本を著名人が紹介しているが、たいがい大学の先生が書いた書評はつまらない。
やたら文が硬いし漢字が多いしで全然頭に入ってこない。
『EBPMの経済学』という本を学者先生が紹介していた。
EBPMとは「証拠に基づく政策立案」という意味らしい。EBPMの意義を解説した啓蒙書であると述べている。へー。
こういう人たちはモヤッとした言い切らない書き方をするから読んでいてイラッ☆とする。
この人の紹介文で言えば、今までのEBPM関連の本では「理論的な根拠や計量経済学的な分析手法の解説が中心であり、技術的な側面が強調されるきらいがある」そうで、それでは一般の人は理解しづらく近づきがたい。
それを遠回しに「EBPMへの理解が進まず、むしろ敬遠される可能性も否めない。」と書いてある。
可能性も否めない、ってなんでそんな言い回しをするのか分からない。
起こるか起こらないか分からない”可能性”という言葉+二重否定語の組み合わせだから頭に入りにくい。
で、このEBPMを実際に政策に取り入れよう(実装というらしい)としても政策決定には迅速な判断が求められるケースがあって、日本は政策決定のインフラが十分整っていなく、学者先生は「日本の現状には不安を禁じ得ない。」と述べている。
なんだよ、不安を禁じ得ないって言い方。不安がある、不安を感じるとか簡潔に書けばいいんじゃないの?
なんでこうもったいぶった言い方をわざわざするのか。
大衆新聞の書評なんだから、読みやすい文を書くのがプロだ。
この書評は読みづらいから読もうという気がおきない。
よって敬遠される。