yoshinoraicho’s diary

30代の日々(吉野雷鳥日記)

アバター アーヴァタール 『アリス殺し』

『アリス殺し』(小林泰三著,創元推理文庫)を図書館で借りて読んでみるとおもしろくて最後まで読んでしまった。

夢と現実の世界がリンクしており、夢のキャラが現実の人物と同一で、キャラが死ぬと現実でもその同一の人物が死んでしまうというミステリー。

ここで夢に出てくるキャラクターをアーヴァタールと主人公たちは呼んでいた。

 

アーヴァタールとは

インド神話における神の化身のことだ。(中略)例えばヒンズー教では、釈迦はヴィシュヌ神のアーヴァタールの一つであると考えられている。」そうだ。(p.71)

 

アーヴァタールって言葉、アバターと意味も言葉の響きも似てるなぁ。

もしかしてアバターってアーヴァタールが由来なのか?と思って調べたら、その通りだった。

アバターってインド語だったのか。知らなんだ。

 

神の化身って考えは世界中にあって、生きる土地は違えど人間として同じような意識を持つのはおもしろいことだ。

キツネも山の神のアーヴァタールってことだ。

 

『アリス殺し』は面白かったが、かんじんのアリスシリーズなどルイス・キャロルの著作を読んでいないために分からない単語がいくつか出てきて自分の基礎知識の欠如を知った。元ネタもちゃんと読まないといけない。