証券会社の対面販売に行くべからず。
今日も気持ちの良い春の日だ。
今日の朝日新聞に仕組み債の勧誘トラブルについて書かれた記事があった。
(『元本割れ困る 伝えたのに』)
60代の女性が大手証券会社から仕組み債を購入したが、元本割れになり800万円の損失が生じ、地裁に提訴した。
仕組み債を購入する前の金融資産は定期預金や国債が中心だったが、証券会社の営業担当者から仕組み債を勧誘され、国債などを解約して仕組み債を購入したとのこと。
記事による仕組み債の説明は
「(中略)デリバティブ(金融派生商品)を利用した「仕組み」を加えて受取額が株価や為替などの金融相場で変わる債券。「高利回り」をうたう一方、株価などが契約時の設定基準を一度でも下回る「ノックイン」と呼ばれる状態になると、元本の損失が拡大する高リスクの商品もある」
とある。
この女性は
「もっと調べるべきだったし、金融の知識がない人は買うべきではないと思った」
と述べている。
証券会社がお客のことを第一に考えているなんて絶対にありえない。
手数料で稼ぎたいために高額の手数料を取ることのできる商品を勧めてくる。
今回の記事もリスク説明があいまいさを問題視している。
先行きの見えない現代、資産を増やす手段として投資がブームになっている。
そのブームに乗る人の中には自主的に調べようとせず、テキトーになんとなくで始める人も多くいると思う。
そういう人を絶好のカモにしようとしているのが狙っているのが証券会社。
「よくわかんないし、調べるのも面倒だから証券会社の人に相談しよう。」
と、証券会社の対面販売にノコノコ出向いてしまうと、飛んで火に入る夏の虫になってしまう。