yoshinoraicho’s diary

30代の日々(吉野雷鳥日記)

地域おこし協力隊の定着率低い。田舎暮らしは都会人はほとんどの人ムリ。

ちょっと前の日経新聞(2020.7.25)に「隊員、1年以内に25%退任」という記事があった。

弘前大学の先生が受け入れ自治体からの回答を集計して分かったことだとのこと。

半数近くは住民や行政との関係で悩みを抱えていた。

隊員としての活動を終えその地域に定住しても3~4年後に25%が、7~8年後には43%が離れていたとのこと。

 

地域おこし協力隊は受け入れ自治体や地域次第で天国にも地獄にもなると思う。

ただ国からの補助金目当てで隊員を募集してるだけで、隊員をサポートする気はほとんどなくやる気ゼロの自治体もあると聞く。

地域によってはとても閉鎖的でよそ者を受け入れる気はさらさら無く孤立して辞めてしまうこともあるだろうし、地域おこし協力隊制度はちぐはぐな感じがする。

 

田舎への定住促進事業もそうだけど、自治体と住民ともにウエルカムでないとやっていけない。

いくら自治体職員がやる気があっても、そこの住民が閉鎖的だったらうまくいかない。

 

私は地方都市で育ったし、大学出た後に東北のくそド田舎に数年住んでいたことがあり、田舎の人間のことは多少なりとも分かっているので、それなりに対処できると思う。

よく都会育ちの人が定年を機にのんびりとしたいからと田舎へ移住するのを聞くが、やめておいたがいいとすごく思う。

都会の人間が田舎に住むハードルはとても高いんじゃないか。

自然が多いからのんびりとはできるけど、人付き合いでのんびりできない。

常に周りから監視されていると思っていいし、いつのまにか自分のことが周りに知れ渡っていることなんてざら。

田舎に光通信が整備されるのが遅かったのは、恐らく光より早く情報が住民ネットワークで広まるからだったのだろう。

地域の和を乱すようなことになれば村八分になるし、スーパーや病院などの店も少ないから選択肢が少ない。

集会や行事もよくあって基本参加しないといけないし。

あと田舎の人は皆やさしいなんて幻想。強欲で嫌な奴も当たり前にいる。

 

都会の人が田舎に住むメリットってほとんどないと私は思う。

たまに旅行に行ったりして、普段は都会の便利さを享受しているのがベストじゃないのか。

 

もし移住するとしたら、地域選びは慎重にしないといけない。

よそから来た人たちがたくさんいて定着しているのであれば安心材料になる。なにかあってもその人達に相談できる。

あとはその地域は近年になってよそから来た人たちが土地を切り開いた地域であれば、オープンな土壌ができているから入りやすい。