『好きなことだけで生きていく』を読んでいる。生活費・保障費の軽減。
昨日夜から雷がしきりにとどろいていて、雪の降る始まりを告げるものだった。
今日も朝から雨。
朝、ひどい胸焼けで目がさめる。
ギューッとお腹の上あたりをしめつけられてすごく苦しかった。
昨日の昼に飲食店で食べた大ボリュームの天丼のせいなのはあきらかだ。
穴子やエビや野菜やらの天ぷらがどっさりのっていて、それは嬉しいのだけど、思ったより衣が厚くて油っぽくてだいぶ途中からくどくなってしまった。
後半は軽い吐き気をもよおしたくらい。
残したくはないから考える暇を我に与えず無心で食べた。
ホリエモンの『好きなことだけで生きていく』(ポプラ新書)を読んでいる。
好きなことをしようとしてもうまくいかないのではないかという恐れから会社組織にとどまり副業で好きなことをしようという”小利口な人”をホリエモンは否定している。
ホリエモンの言うことはもっともだけど、組織にしがみつきたいという人の気持ちも分かる。
日本社会全体で「組織に属することが生きていく上で正解だ」というバイアスがとても強くかかっている気がする。
それは学校教育に見られる「皆、一緒に同じことをしましょう」という意識付けが今も主流になっているからだ。
子供の頃からそういう意識を叩き込まれると子供なので信じ込んでしまう。
それがずっと尾を引き、大人になってもその意識を変えることは難しい。
皆がその意識を叩き込まれていて組織に属す生活をしているから、そこからはみだす勇気を出すのは大変だ。
良くも悪くもホントによくできた教育システムだと思う。
集団で一致団結して経済成長を進めていかなければならなかった高度経済成長期はそれがとてもよく機能して日本の発展ができたかもしれないけど、今の時代は成長期ではなく成熟期だから今までとは違った考えが必要になってくる。
皆が一人ひとり考えて行動しなければいけない時代。
AIなどの情報技術の急速な発展で、ただ言われるがままの仕事なんてもうこれから通用しなくなる。
個人で生きることへの抵抗理由として、組織に属すのが正解という風潮が日本では主流であることはもちろんだけど、月々にかかるお金が日本ではかかりすぎるのも理由になっていると思う。
日本の賃金は下がり続けているのに年金や健康保険などの社会保障費は上がり続けている。また一番私が気に入らないのは家賃の高さだ。
手取り収入の3分の1か4分の1くらいが家賃の目安とはよく言われるが、そもそも家賃ってなんでそんなに高いのかが疑問だ。
家に住む費用ってもっともっと安くあったって問題はないだろう。
家やアパートを建てるための費用が高く見積もられすぎではないか。
建設・不動産業界は利ざやが大きすぎだろう。
毎月かかる経費が高すぎて、それが自由な生き方をさせない足かせになっている。
経済不安をちらつかせている。
経費をもっと安くできて、ちょっと働けば最低限の支払いを済ますことができれば、気軽に好きなことで生きようとする人は増えていく。
そうして皆が色んな仕事をすることでイノベーションが起きるようになれば、これからも日本は楽しい社会になりそうだ。