yoshinoraicho’s diary

30代の日々(吉野雷鳥日記)

安いヘアカット店の衛生感覚のなさ。

暑くなってきたので丸刈りになろうとチェーンのヘアカット専門店に行った。

シャンプーや顔そりなどはなくカットオンリー。

 

店に入ると白髪のじいさんが、ばあさんスタイリストにカットされていた。

顔なじみだろう。ずっとしゃべっていて、なかなか終わらない。

じいさんはバリカンで後ろと横を刈られて、床下に白髪が無残に散らばっていた。

バリカンを見るとバリカンから毛が生えたかのように白髪が挟まっている。

 

待っていると、一人では歩けないのか、娘?のおばさんに手を取られて、かなり年取ったばあさんが入ってきた。

すると中年女性が入ってきた。その人はそこのスタイリストだった。

(スタイリストとさっきから言っているが、なにも私が彼女らをそう呼ぶのではなく、店のレジ近くにある、店員の写真あり自己紹介の紙にめいめいが自分のことを「スタイリスト」と書いているからだ。)

 

お、この人が来たからもう切ってもらえるな、と思っていたらその中年女性スタイリストはばあさんスタイリストのカットの進捗状況を見て、ばあさんスタイリストに

「こちらの女性の方を先にやらせていただいていいですか?」

と聞いた。

ばあさんスタイリストは何も言わずうなずいた。

 

中年女性スタイリストは私の方を見て、

「もうすぐ男性の方のカットが終わりますので、先にこちらの方を切らせていただきます。」

と言ってきた。

 

一瞬、え!?と思ったが、まぁ体力のないばあさんをずっと待たすのも酷だろうし紳士的にゆずった。ばあさんはじいさんの隣の席に誘導されていった。

 

そしてやっとじいさんの散髪が終わりじいさんは出ていった。

ばあさんスタイリストは無残にちらばる白髪を雑にほうきで集めてから

「はい、どうぞ~」

とこちらに声をかけてきた。

 

おいおい、シートは消毒しないのか。

シートの座面を見るといくらか白髪がのっかっている。

しぶしぶ手で払って着席。

 

「はい、今日はどうされます?」

丸刈り5ミリで。」

「え!ホントにいいんですか?」

「はい。」

 

成人になってからもたまに丸刈りにするが、いつもホントにいいのかと念を押してくる。いいに決まってるからこうして座っているんじゃないか。

 

そしてばあさんスタイリストはさっきじいさんを刈り上げるのに使っていたバリカンについていたアタッチメントを外し、5ミリ用のアタッチメントに付け替え、それを私の頭に当ててきた。

 

おい!!バリカンはそのまま使いまわしするのかよ!!

 

そこの店はコロナ対策しっかりしてますアピールをしている。

まず店に入ったら自動で噴霧される消毒液を手にかざし、次に自分の個人情報を書く紙を書かせられる。そしてカット中はマスクを外してはならない。

 

なのになんで前の人のカットが終わったらきちんとキレイに掃除しないし、バリカンは使いまわしするんだよ!

衛生感覚おかしいだろ!

 

こういうのを見せられると、いかにこの店が上っ面なコロナ対策をしてるかがはっきりと分かる。

どうせ上から言われてただやってるだけなんだろう。

悲しくなる。

 

中年女性スタイリストが先にばあさんを優先させたのにも納得。

きちんと掃除・消毒をしないで次の人を呼ぶからだ。

さすがに男性の後に女性を同じ座席に座らせるのは良くないと考えたのだろう。 

 

やっぱり安いところはダメだなぁ。

安いだけあるな・・・。

 

しかも丸刈りは損した気分になる。

普通のカットだと安いとはいってもそれでも15分くらいはかかるのに、丸刈りだと5分で終わった。

カットは一律1200円。

もったいな・・・と思う。たった5分で1200円。

高給過ぎだろ。

 

本当はバリカンを買おうと思っていたのだが、調べると色々種類があって、有名ブランド品であっても中にはキレイに刈れないものもあるらしく、買うのに悩んでいて、とりあえず今回は店でやってもろおうと考えた。

 

だが今回のこともあり、店でやってもらうと衛生感覚がひどいし、安い店でも丸刈りはコストが高いので早くバリカンを買うことを決心できた。

 

いや~な気持ちで帰宅し、すぐにシャワーを浴び髪を丁寧に洗った。

 

丸刈りは楽だ。すぐ乾くし涼しい。

しかし頭皮が曝露されているので、日光を浴びると頭皮がひどく熱くなることに注意。