yoshinoraicho’s diary

30代の日々(吉野雷鳥日記)

あだち充夏祭り

今日の新聞の高校野球報道の面の広告欄に小学館がサンデーうぇぶりを掲示していて、甲子園の最中だからか、あだち充の『MIX』『クロスゲーム』などの作品を期間限定で無料開放しているそうだ。

 

私は中学・高校の頃にあだち充のマンガにどっぷりはまっていた。

あのやわらかいタッチの線画とユーモアと読ませるストーリーに夢中だった。

主人公たちが自分よりも少し年上か同世代くらいで、マンガのキャラたちは自分よりも大人びていて、セリフもかっこよくて、こういうふうなヤツになりたいなぁと思っていた。

 

初めて読んだ作品が『H2』だ。

個人的に『タッチ』よりも名作だと思う。

『タッチ』も読み、『ラフ』『スローステップ』『陽あたり良好!』『スローステップ』など古い作品も中古で手に入れ読んでいた。

 

スポーツを題材にした作品が多いが、私が一番好きな作品はめずらしくスポーツは関係ない『みゆき』だ。

高校生の時、リビングで家族といて、ちょうど『みゆき』のラストシーンにかかっていて、感動して涙がふいに出てきて、家族に気づかれないようにぬぐったことを覚えている。

とっても名作。

 

ただたまにあだち充は尻切れトンボな中途半端な作品を描くことがあって(『いつも美空』など)期待を裏切られることがあった。

私が読んだ最新作は『KATSU!』で、それ以降はあだち充熱も収まり、全然読んでいないまま10数年が過ぎた。

 

またあだち充作品を読もうかどうか。

未だに『虹色とうがらし』を読まず嫌いで読んでいないモヤモヤ感を引きずっている。