カラダにピース。
最近、久しぶりに親がカルピスの原液を買ってきて、おいしくて原液ブームになっている。
自分で好きな濃度に作ることができるのがいいところだ。
カルピスといえば、昔に亡き祖父母が夏になると買ってくれて冷蔵庫におさまっていた。
あの頃は瓶入りで厚手の包装紙にくるまれていて、冷蔵庫から取り出すたびに結露に見舞われ次第にヨレヨレにしなびていった。
もう瓶での販売は終了し、ペットボトルでの販売になっている。
重厚で高級感のあった瓶が懐かしい。
カルピスというとその子供時代を想起させるノスタルジックアイテムだ。
カルピスというネーミングもすごく好きだ。
語感が軽やかでかつかわいいと思う。
子供の頃に飲んでいたカルピスは、飲んだ後口の中に痰みたいな白いものが残ってウエッてなっていた。
調べると、あれはカルピスに含まれるカゼインと、唾液に含まれるムチンという物質が結合してできるものらしい。
しかも!なんとあれは皆が皆できるものではなく、唾液の成分は個人差があるために、できない人もいた。
皆あれで嫌な気持ちになっていたと思っていた。
昔はそんな個人差があったが、改良が行われ、今のカルピスは白いものができにくくなっている。
今の子供たちはあの白いものにウエッってなる思い出を作ることができないのか・・・。
大人になってからもたまに希釈された500mLのやつを飲んでいたが、衝撃が走ったのは「濃いめのカルピス」が発売された時だった。
これが濃くてうまい。
凍らせて溶かし、ペットボトルの腹を押して飛び出してくるシャリシャリになったやつを食べる。濃いめのやつがさらに濃ゆくなっててシャーベットとしてとてもおいしかった。最後の方になると味の抜けたほぼ氷だけになるが。
アサヒ飲料のホームページでカルピスの歴史を見てみて知ったことが、戦争中は軍用カルピスというものを作っていたそうだ。
今後も末永く販売してほしい。