VR空間で皆があつまれる場所=秘密基地?
今日の朝日新聞の「すまいのかたち」という記事がある。
今の時代の新たな住まいの考え方をシリーズで掲載されている。
今日の記事は実際の住まいではなく、ネット空間でのお話。
仮想空間交流サービスの「VRChat」で知り合いが集まれる家をつくった男性が取材されていた。
普段はコールセンターでクレーム処理の仕事をしており、精神的にしんどいことがあり、現実逃避の気持ちもあって仮想空間で皆が集まれる家を作成したそう。
はじめは友人だけだったが、その友人の友人やうわさを聞いた人たちが次第に集まるようになってきた。
皆はそれぞれ自分の分身、アバターで参加してくる。
人が悩みを打ち明けてきたら、一緒に解決策を考え周りの人も耳を傾ける。
この家が開くのを心待ちにしている人がいるから家を毎日開くそう。
こういう世界は絶妙に現代を生きる人の心のよりどころになると思う。
電話やチャットのような声だけ・文字だけではなくて、視覚情報も加わるアバターでの集まりはより皆と一緒にいる気持ちになる。
それに、こういう自分たちだけの空間っていうのは秘密基地みたいでわくわくする。
そこにいる時間ってのはとても落ち着くだろうな。
これからどんどん伸びていく世界だ。