yoshinoraicho’s diary

30代の日々(吉野雷鳥日記)

市長選に思うこと。

名護市の市長選は現職で移設是認の現市長が再当選した。

 

移設問題で翻弄される市民の人たちを思うと、強い力を持つ国に対してとても腹が立つ。

 

沖縄県民でない自分は簡単に移設反対!とは言えない。

身勝手な意見でしかない。

 

自分も基地問題を沖縄に押し付けている本土の側だ。

 

現市長は国と県との裁判を見守ると言って自分の意見を言おうとしないのは市長としてどうかと思うが、黙認したことで国から交付金を受け取り、それを給食費や医療費などの行政サービスに充てていくらか市民にとっては経済的負担が減った。

 

この交付金がくせものだ。

国はお前らが俺たちに行儀よく従えば金をやるぞ、と言う。

従わなければ金もやらないし仕返しもしてくる。

 

地方の財政は厳しいので、交付金をもらえることは大きな助けになる。

地方の足元を見て上からな態度をとってくる。

 

地方への原発立地や核のゴミ処分場の立地などにしてもそうだが、この交付金によって、今まで何事もなく同じ地域で暮らしていた人たちの間で対立が生まれ、互いに憎しみ合うようになる。

そして交付金は一時金であるために、根本的な地方財政の立て直しにはならない。

なのでずっとそれに依存していくことになる。

 

地方にとって交付金は単なる毒でしかないのでは?

地方を国に依存させて、かつ地域の対立を生じさせる。

 

地方をもてあそぶ国。

交付金は税金だから自分たちのお金が使われている。

国民から強制的に巻き上げた金を使って地方を苦しめて喜んでいる国に対して、嫌悪感が湧き上がってしかたない。

また日本に対して圧力をかけているアメリカにも腹が立つ。

 

このむなしい感じはやりきれない。