秋の空 生き方の方向転換 英語やり直しの理由
休みの日の朝は自然と早くに目が覚める。
さっき朝の散歩に出かけてみると、すっかり秋の空気。
秋の空気は大好きだ。
少しひんやりしていて、どこかさびしい感じも湧く雰囲気が良し。
歩いていて気持ちいい。
やっと文法参考書を読み終り、付属の問題集をやっているところ。
英検1級受験用の単語帳も同時並行で暗記中。
覚えることが多い。やはり30も過ぎるとなかなか丸暗記できない。
理屈が分かれば頭に入ってくるが、とにかくこういうもんだというものを覚えることには苦労する。
年齢を重ねるにしたがい暗記能力が下がり始め、理解能力が上がってくるというのはホントだと実感する。
さて、なぜまた英語をし始めたかというと近い将来、フリーで生きていきたいと思い始めたからだ。
ネット環境さえあればどこでも仕事ができる生活を求めたい。
そう思う理由は
①私は会社員に向いていない。
②どうも私は色んなところに移り住むのが好きな傾向にある。
③これからも会社に属することのリスクを考える。
からだ。
①
今は会社で正社員として働いているが、もう色々あって辞めようとしている。
会社には伝えたが、なかなか承諾してもらえず、ズルズルと引きずられたまま状態。
会社のやっていることに納得できないし、幼稚で無責任な人が少なからずいてその人たちを許せない。
また私はせっかちなので、どんどん仕事を進めたくても進められないことにもいちいちいらだってしまう。
この会社を含め2度転職をしている。
やはり自分は会社員が向いていないと確信した。
会社員だと嫌でも朝起きて決まった時間までに出勤し、決まった時間まで働かないといけない。
だけど日によって気分がすぐれない時がある。私は気象病で年に10回程度一日頭が重くて目の奥が痛みだるくて仕方ないことがある。そういう日は一日布団で横になっていたいけど、仕事に行かなければいけない。
また逆に調子が良くてどんどん進めておきたいと思った場合でも途中で仕事を止めないといけないこともある。
会社に属している以上どうにも自分のペースで働くことはできず、それがこの私のひねくれた性格には合わない。
また私は飲み会やレクリエーションが好きじゃない。
半ば強制的に参加せざるをえないこれらの行事がどうにも合わない。
会社という村社会での同調意識を強要される感じ。
私には集団意識が欠如してるのだろう。
定年と言われる年まであと30,40年もある。これからも会社に属し続けるのは私には苦行過ぎる。
②
今まで私は全国いろんなところに移り住んできた。
四国・中国・東北地方。
大学進学を機に地元を出てそこから今日まで他府県で暮らしてきた。
住めば都というけどホントにその通りで、各地域で暮らしや食習慣が異なっていてとてもおもしろい。その地域の暮らしに慣れていくのが好きだ。
しかし慣れてくると、また違う地域が気になり始めそこで暮らしてみたくなる。
どこかにとどまることができないタイプなんだろう。
いつかは地元に戻り腰を落ち着けると思うが、それまでに色々移り住みたい気持ちは無くならないだろう。
この性格だと、長く会社に働くことを望まれる会社員という形態は自分にはそぐわない。
③
これからも正社員という雇用形態は続くのか?というのが私の疑問。
正社員は高度経済成長時代に人員を確保し会社の成長のために長く働くことを望んで出来た雇用形態だと思うが、それってもう今の日本の経済状態にはそぐわなくないか。
情報世界となりネットインフラでは完全に世界から遅れをとっている。
巨大ネット企業のGAFAMにほぼ支配されている状況。
また新興国の技術レベルがどんどん上昇し「技術大国ニッポン」の位置は危ぶまれている。というか既に時代遅れの言葉になっている気がする。
まず間違いなく日本は今のイギリスのように世界から重要視されなくなってくる。
見向きされなくなる。
日本の経済はこれからますます厳しい状況になってくるのに、会社がランニングコストのかかる正社員を雇用し続けるメリットはない。
会社の方針や運営を行う中枢だけ常時持ち、あとは必要な時だけ必要な人を雇ったほうが会社としては合理的だ。
今は人手不足で若者の確保が大変なのにそんなことをしては人が集まらないというかもしれないが、疑問に思うのは日本でこんなに多くの企業はホントに必要とされているのか?
もっともっと数を絞られてもいいんじゃないかと思うことがある。
そして優れた仕事を行っている企業だけが生き残ればいいんじゃないのか。
いい会社には自然と人が集まってくるはず。
でもまあそうはならず依然と多くの企業は存続するだろうが、経営が苦しくなると会社は生き残るためにリストラを始まる。
今は黒字経営でもリストラが行われているそうだ。それだけ企業が社員に向ける目は厳しい。そして突然リストラを宣告された時、ずっと社員で働いてきた人は呆然とする。いきなり外に放り出される。
中年ならなおさら厳しい。
そこで自活を急に求められても難しいだろう。
会社に属すると安定して毎月給料をもらえるというすごい特典があるけど、それに伴うデメリットも大きい。
①~③以上の理由で、会社員としてではなく在宅でできる仕事をしたくなった。
在宅でできる仕事を考えた時になりたいと思ったのが実務翻訳者だった。
昔から英語は好きだったから(ただしきちんと勉強してこなかった。)、これで食べていきたいと思った。
AI翻訳の台頭もあり実務翻訳の世界も今大きく変わっている過渡期にあって、実務翻訳は将来無くなる、いや無くならないと色々意見も分かれている。
今後どうなるか分からないが、でも英語なら勉強し続けることができる。
もう30前半なので、人生の方向転換をはかるならこれがラストチャンスだ。
もっともっと人は自由に楽しく生きていい。
毎日うつむきながら会社に向かうなんてバカげている。
今から英語を勉強をしてそれで生計を立てることができるのかも分からないが、やってみないことには分からないのでとにかく必死にやる抜くしか道はない。
生計を立てるまでになるには数年を要するからアルバイトなりで働きつつやっていく。
道のりは険しいが、何か必死でやることができて嬉しい。
前に進んでいくのみ。