『ファイト!』中島みゆき 再熱 うすら寒い
コロナ禍の今、中島みゆきの『ファイト!』が人気になっているらしい。
皆でこれ聴いてガンバロウ!!!というノリらしい。
こういうことを聞くと、私はうすら寒いなと感じる。
そもそもガンバロウ!!と言っている人はちゃんとこの曲の歌詞を見ているのか?
差別や偏見に打ちのめされている人を応援するための歌なのに、ただタイトルのファイト!だけを取り上げて使っていないか?
ZARDの『負けないで』もそう。
なにか世の中が沈んでいるとこれらの曲を持ち出してきて、「こんな状況だけど、皆!一緒に負けないでガンバロウ!!!」というノリが出てくる。
でもこういうのを見ていると、皆に呼びかけて皆が動くことを期待しているというよりも、こういう呼びかけをして皆に同調を呼びかけている自分に酔っているだけなんじゃないかと思ってくる。
なにか寒さを感じてしまう。
ま、でも世の中ではこういうことを言う奴はひねくれ者扱いされてしまう。
色んな考えがあってしかるべき。
日本人の同調圧力はなぜこんなにもモーレツ!!なんだろう。