連城三紀彦『暗色コメディ』を読んで。あと五輪は本気でやる気か?
以前、新聞に連城三紀彦の『暗色コメディ』が復刊という宣伝がのっていた。
伊坂幸太郎の推薦文があり、昔これを読んで影響を受けたとかいうようなことを書いてあり推していた。
連城三紀彦の名は知っていたが一作も読んだことがなかったので、これを機に読んでみようと思い先日図書館へ行ってみた。
検索すると昔にCBS・ソニー出版から出されたものがあり、借りてみた。
結論を言うと、推理小説ではあるが話が重たくて期待していたものとは全く違っていた。
精神を病んでしまった4人のエピソードが展開され、それらが実は関連しあっており、話が1つにまとまっていく。
読んでいて犯人の予想はついた。
物語はその犯人を追い詰めるところまでは書かれておらずおしまい、となった。
なんとも憂鬱なままの消化不良感・・・。
あと人物の心理描写や場面の背景描写がまだるっこしくてそこら辺は斜め読みした。
五輪開催まで2ヶ月。そして緊急事態宣言が発令されている。
この状況下で本気でやろうとしている精神がもうどうかしてる。
これで無理に実施したところで政権の支持率は上がるのか?