第一言語人口数 日本9位!
中東諸国が現在、より混迷をきわめており連日ニュース報道されている。
新聞読むと、たまに解説されているが、いかんせん分かりづらい。国の名前もイラクやイランやアフガニスタンやパキスタンやらどうたらやで名前が似ていて、民族・言語・宗教が色々違っていて同じ宗教でも宗派が国によって主流だったり非主流だったりでややこしい。
しかし世界情勢を知ることはこれからの世の中を予測することにつながるので、なんかいい本ないかなと思っていたところに予備校講師が書いた本を見つけた。
『教養としての地理』(山岡信幸著、PHP)
私は高校受験時代を振り返り後悔していることの1つとして、「地理を選択しなかった」ことがある。
理系だったのに、なぜか世界史を選択してしまったのだ。
人名はカタカナばかりで覚えづらいし、各国の歴史の流れを学ぶから同時代に他の国では何が起こっていたかを把握しないといけない、など暗記に一番骨の折れる分野を選択してしまった自分の浅はかさよ。
地理は暗記もあるが、色んなデータから物事を把握することが求められる、最も理系に合っている分野だ。
当然、世界史(と日本史)選択者は少なく、地理選択者は何倍もいた。
みんな、ちゃっかりしているのだ。
そこらへんの不器用さが自分だなとつくづく思う。
センター試験当日、世界史と、なんの勉強もなしに一応受けておいた「現代社会」がほぼ同じ点数で、自己採点しながら気落ちした思い出がある。
閑話休題(それはさておき)。
まだ全部読んでないが、予備校講師による説明だけあって、読みやすく分かりやすく書かれている。
その中の「文化と生活」カテゴリの「言語のあれこれ なぜK-POPは世界を目指すのか?」とタイトル付けられた章で、世界最大の言語は何語か?という話がある。
ここでは第一言語として話す人口のランキング。
さて1位は・・・北京語!!
2位はスペイン語
3位は英語
とまあ予想通りの順位なのだが、なんと日本は9位らしい。
ドイツ(14位)やフランス(15位)よりも上だ。
日本語ってすごいマイナーな言語でトップテンに入るなんて思いもしなかったが、言われてみれば、日本の人口はドイツやフランスよりも多いわけだから、第一言語人口で考えれば日本語が上をいくわけだ。
そして10位がパンジャビー語という言語。失礼だが全く知らん。
調べてみると、インドとパキスタンにまたがるパンジャーブ地方の言語だそうだ。
他にもトップテン内にはアラビア語・ヒンディー語・ベンガリー語など中東の言語がランクインしていて、話者が急増している。
これは経済後発国だった中東諸国に経済成長が始まり人口が増加していること、一方で先進国と言われた国々は成長が止まり少子高齢化が進んでいることが要因としてある。
このランキングだけでも世界の流れの一端を垣間見ることができる。
データを観察するのはおもしろい。
なぜ高校時代に気づかずにわざわざイバラの道を歩んだのだ・・・。